妊娠初期から摂りたい葉酸の基礎知識とレシピ

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葉酸は水溶性ビタミンB群の一種で、
初めて摘出したのはほうれん草からなんです。ラテン語で『フォリウム』から名付けられたものです。

その名の通り植物に多く含まれています。
葉酸は血液と関係があり、他のビタミンB群、ビタミン12と共同で働きかけるのです。
ビタミンは他の栄養素の働きを円滑にするため潤滑油のような存在なのです。

葉酸はいつ頃から飲むの?

葉酸は本音を言うと妊する1ヶ月以上前から妊娠15週頃くらいまで摂取するのが望ましいのです。

そろそろ赤ちゃんが欲しいなぁ……。
……ん?もしかしたら妊娠?

などと思っている時期から飲み始めた方がいいのです。

妊娠1ヶ月以上前とは妊娠する前の最後の生理開始日以前という事になります。
食べ物とサプリで上手に摂取して、1日の摂取量は記載通り守りましょう。

なぜ、葉酸は必要なのでしょうか

葉酸はママの体とお腹の赤ちゃんにとても重要な役割を果たします。

2000年から、厚生省より妊娠が可能な全ての女性に対し、葉酸を必ず摂取するよう呼びかけています。
2002年には母子手帳にも葉酸の事に関しての記述が記載されるようになりました。

妊娠初期の2週から4週頃くらいまでは受精卵の細胞分裂が非常に活発です。

この時期に葉酸の摂取量が低いと無脳症、神経管閉鎖障害による病気のリスクが高いと言われています。

妊婦さんが1日に摂取する葉酸量は?

妊婦さんがい1日に摂取する量は0.44mgくらいで、授乳時で0.34mgです。
妊活中の女性、もしくは妊婦の可能性がある女性も1日に0.24mg~0.4mgは摂取する事が望ましいとされています。

葉酸は主に緑の野菜に多く含まれているので、ほうれん草、枝豆など積極的に摂取する事をオススメします。

普段通りの食事をしていれば摂取不足は起こりにくいと言えます。
食事だけで難しい場合は医師に相談しながらサプリで補うのもいいでしょう。

葉酸を多く含む食べ物は?

野菜は葉酸を多く含む食品の中では代表的で、特に緑の野菜が多いと言えます。
野菜はほうれん草・ブロッコリー・枝豆・キャベツ・アスパラ・オクラ・レタスなど。

他には納豆・鶏や牛のレバー・きな粉・のり・海藻類など……。
肉や魚もそうですがどれも普段から食べてる物がほとんどです。

普段通りの食事を心がけ、食べ過ぎには注意しましょう。

葉酸を摂取しやすいレシピ

葉酸と言っでもただ葉酸だけ摂取しようとなると難しい場合もあります。
そこで効率よく葉酸を摂取するにはどんな食べ合わせがいいのでしょうか。

●ほうれん草とカボチャのサラダ
●海藻類のサラダ
●かいわれ、枝豆とチーズのサラダ
●納豆キムチチャーハン
●ほうれん草、卵、カニカマの中華スープ
●アボカド、トマトのイタリアドレッシング和え
●ほうれん草、鶏肉、きのこの豆乳クリームパスタ
●挽肉、緑黄色野菜の炒め物など……。

好みがありますので例としてあげてみました。これらのメニューと一緒にイチゴ、オレンジなどの果物を食べて頂けると効率よく摂取出来るでしょう。

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