離乳食テク②だしをとる~初期→完了期

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離乳食にだし汁は欠かせない一品。市販のだしの素は塩分も強いので赤ちゃんの離乳食では避けます。手作り…面倒だなあと思っているお母さん!実は思ったよりも手軽に出来ますよ。どうぞ、赤ちゃんの体作りのため、作ってみてください。

昆布だしを作る

離乳食用の昆布だしは、水につけておくのが基本です。あらかじめ昆布を1回分ずつに切って密封容器などに保存しておくと、いつでも簡単に作れます。赤ちゃんが食べるものなので、一度煮立たせたら出来上がりです。
●材料(1カップ分)
昆布 5cm×1cmくらい 水 1カップ
●作り方
①昆布の表面をぬれぶきんか、ぬらしたペーパータオルでさっとふく。
②鍋に水を入れ、昆布を入れて、20~30分ほどつける。
③昆布を取り出し、ひと煮立ちさせる。

昆布だしをとるときのポイント

●昆布は洗わないこと 
昆布の表面の白い粉はうまみ成分です。洗い流してしまわないで、ぬれぶきんかぬれたペーパータオルでさっとふくだけにとどめましょう。
●昆布が大きくふくらんだら引き上げる
昆布を水につけておくと、大きく厚くふくらんでくるはずです。昆布が大きくなっているのを確認したら取り出てひと煮たちさせます。

かつおだしを作る

かつおだしは、削り節を鍋で1~2分煮出してからこし器でこすのが普通ですが、離乳食用には薄めの出しでも十分です。より簡単な方法としては、茶漉しでこす方法です。
●材料(3/4カップ)
削り節 ふたつまみ 湯 3/4カップ
●作り方
①削り節を茶こしに入れる。
②お湯をゆっくりと回しいれる。

かつおだしをとるときのポイント

●お湯をゆっくりと回しかける
お湯は削り節全体にかかるように、回しかけましょう。ゆっくりとコーヒーをいれるときのように、まんべんなくお湯をかけるのがコツです。
●最後の一滴
お湯を注ぎ終わったら、スプーンの背などで削り節を茶こしの目におしつけるようにすると、よりだしの味が出ます。最後の一滴まで使いましょう。

応用テク

だしをとり終わった昆布やかつおは捨ててしまわずに、リメイクしましょう。美味しい手作りのふりかけはいかがですか?
●材料
だしがら(昆布15gかつおぶし15g程度) しょうゆ・みりん・酒 各大さじ1 いりごま
●作り方
①だしがらは乾燥させ、細かくする。(フードプロセッサーなどでこまかくしても良い9
②フライパンに①をいれ、弱火で乾煎りする。焦がさないように注意する。
③ある程度水分が飛んだら、しょうゆ・みりん・酒を入れ混ぜる。最後にいりゴマをふりかけて出来上がり!!
最後まで使い切ると気持ちが良いですね。時間のある時是非、挑戦してみてください。

最後に、昆布だしやかつおだしのほかにも、だしを取れる食材があります。
●帆立の貝柱水煮缶
汁に貝のうまみが溶け出しているので、良いだしになります。後期ごろから使えます。塩分が多いので必ずお湯で薄めて使いましょう。缶詰は開けたてのものを使いましょう。
●桜海老
後期以降ですが使うことが出来ます。桜海老を水につけ、漬け汁を煮立たせれば、海老のうまみのきいただしが取れます。桜海老は汁物の具としても使えますね。
●天然だしパック
時間がないときなどに重宝しますね。パッケージ通りに作り、お湯で少し薄めれば、初期から使えます。ただし、添加物が含まれていないものを確認しましょう。

美味しいだしで、美味しい離乳食を作りましょう。

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