赤ちゃんが泣き止むちょっとしたポイント

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「赤ちゃんが泣き止むような方法ってないの?」小さな息子・娘を持つ夫婦であれば、一度はそんな気持ちを抱くのでは。アパート・マンション住まいだと、お隣さんに迷惑をかけていないかと心配で、育児ノイローゼになってしまう人います。夜中にえんえんと続く夜泣きで睡眠不足になるのも辛いですね。ミルクもあげた、オムツも替えた、抱っこもたくさんしているのになんで…?そう悩む前に、このハウツーを参考にしてみてください。



泣くことの効用

「赤ちゃんは泣くのが仕事」という言葉もあります。その通り、赤ちゃんにとって泣くことはとても重要なことです。泣くことで成長にさまざまな影響があるって知ってましたか?

・泣くときって顔から体から全身をふるわせて泣きますよね?赤ちゃんは特にそうです。肺、腹筋、脳、全身の運動になるのです。昔から「よく泣くと元気な子に育つ」ともいわれています。
・赤ちゃんは泣いてストレスを発散します。泣きたいのに無理やり泣くのをやめさせてしまっては、ストレスを溜め込むことになってしまい、逆によくありません。ときには思いっきり泣かせてあげることも大事なのかも。
・赤ちゃんは泣くことで自分の意思を伝えます。私たちは「お腹がすいた」「気持ち悪い、助けて」などと言葉で自分の意思を伝えることができますが、赤ちゃんはそうではありません。泣くことでしか意思を伝えることができないのです。
・泣いた結果、赤ちゃんの意思や感情が発達していきます。泣いて、泣いて、やっとママが来てくれることで、努力や忍耐、大きな喜びを覚えるのです。

泣くのは大切なこと

全く泣かないと、運動もせず、ストレスも発散せず、努力や忍耐も覚えず、そして、大きな喜びも感じない。こんな風に育てられたら、赤ちゃんはどうなってしまうでしょうか?

しかし、ママとしても子どもが泣いていると「泣きやまなくて、ママ失格だと落ち込む」「泣いていると可哀相だと思ってしまう」「泣かせるのは悪いことだと思っている」・・・こんなふうに感じてしまうかもしれません。

そんなママたちにこの3つの言葉を贈ります。

「泣くのは赤ちゃんの仕事」
「赤ちゃんが大声で泣くのは元気な証拠」
「良く泣く子は、元気に育つ」

泣かせる時は、近くで見ていてあげましょう。誰も来てくれないと、赤ちゃんが悲しくなってしまいます。十分な愛情の中での厳しさ(泣かせること)が重要なのです。ママが頑張りすぎないことも大切ですよ。

もっと大切なこと

赤ちゃんとママの絆は、思っているよりもとても強いのです。お腹の中にいる10ヶ月もの間ずっと一緒だったので、赤ちゃんはママの影響を強く受けます。

・ママが悲しくなると、赤ちゃんも悲しくなります。
・ママが疲れていると、赤ちゃんも苦しくなります。
・ママの機嫌が悪いと、赤ちゃんの機嫌も悪くなります。
・子育ては大変。ママは今までの生涯で一番頑張っています。だから、ママが元気でいるために努力が必要なんです。

ママの元気のために、

・周りの人に手伝ってもらって
・手抜きもして
・気分転換もして
・赤ちゃんと一緒にお昼寝
これが大切です。

ママが元気だと、赤ちゃんもご機嫌です。

ママを追い詰める言葉

周囲の人は、赤ちゃんが泣くと「おぉ、泣いちゃって、可哀相だね」と抱いてあやします。この言葉を聞いて、『泣く=可哀相なこと』と思って気に病むママがたくさんいます。特に、ジジババは子育ての大先輩。言葉は重く伝わります。

でも、ジジババは、孫を抱っこしたい一心で、寝かせておきたくないだけ。「泣いちゃって可哀相」という言葉は抱っこするための口実です。

笑顔のための小さなレシピ 小技集編

特に原因がないのに、泣き止まないときの小技集です。まずは泣きやませるための基本を確認してみてください。

【5つの基本】

・気をそらせる
・お腹の中と環境を似せる(血流音)
・お腹の中と環境を似せる(心臓のテンポ)
・スキンシップ
・体力を消耗させる(力が余って泣いている時や、寝付けないで泣いているとき)

長い間お腹の中にいたので、やはりお腹の中に似た環境だと安心するんですね。スキンシップもママの体温を感じて、安心するために泣き止んでくれるのでしょう。原因から気をそらせたり、疲れさせて眠らせるのもいい手です。

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