10~11ヶ月の赤ちゃんの発育と生活

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あわただしく育児をして気がつくと0歳期も残りわずかですね。赤ちゃんは出来ることも少しずつ増えてきて、成長の真っ只中です。1日1日の成長が大きいこの時期。忙しいのは重々承知ですが、見逃さないように大切に子育てしてくださいね。

成長は??

身長、体重ともに増え方はなだらかで、目だって大きくはならなくなってきました。再び頭囲と胸囲がほぼ同じくらいになり、頭と体のバランスは四頭身に近づきます。全体の感じもほっそりしてきて、体形は赤ちゃんと言うよりも、幼児に近くなります。
また、歯の数が増えてきます。上の前歯が4本生えて、歯の数が6本になる赤ちゃんが多くなってきます。歯の生えるのが早かった赤ちゃんは下の歯が2本生えて8本になる赤ちゃんもいます。
ただ、奥歯はまだ生えてませんので、離乳食の硬さはバナナのかたさを目安にします。食後は湯冷ましや麦茶などで口の中をきれいにして、ガーゼや歯ブラシの練習を始めてみるのもよいですね。

はいはいは上級クラス、つかまり立ちや伝い歩きも

はいはいの姿勢は、おなかをしっかり持ち上げて、ひざも少し上がって足の裏で進む「高ばい」スタイルになる赤ちゃんが出てきます。興味のあるものがあると、速い速度で移動できるようになりますよ。はいはいは上級者クラスになるでしょう。
また、手を伸ばしてつかまれるものが見つかると、はいはいで近づきつかまって立ち上がります。つかまり立ちが安定してくると、そのまま、手と足を移動させて伝い歩きが出来るようになってきます。最初はじりじりという感じですが、少しずつ歩幅が大きくなってきますよ。
手先もますます器用になってきます。立てるようになると目線も高くなり興味も広がります。台所のコンロ、包丁、誤飲はますます注意が必要です。
ちなみに、我が家の子供たちは、上の子ははいはいのほとんどは「ずりばい」でした。伝い歩きが出来るようになっても「ずりばい」していましたね。お腹を上げて「はいはい」していた時期がすごく短かった気がします。下の子は「はいはい」が大好きで、お腹を上げた「はいはい」を駆使して動き回っていました。でも、2人とも「高ばい」はしなかったのですよね。その為、私は「高ばい」をする赤ちゃんを見つけると「これか!!」と今でも興味津々です。

後追いが盛んになります

お母さんの姿が見えなくなると、不安になって、常にお母さんの後を追いかける後追いがますます盛んになります。お母さんにとってはほんのちょっとの時間でも、戻ってくることが赤ちゃんには分かりません。トイレに入る時も、不安を取り除く為「お母さん、ちょっとトイレに行ってくるね」とこえをかけて入るようにしましょう。泣いてしまうかもしれませんが、声かけをすることが大切です。

言葉に合わせてまねっこ

「バイバイ」「こんにちは」など、お母さんが言う言葉に合わせて、いろいろな動作をするようになります。なんでも、まねをしていたことから一歩進んで、言葉だけでその動作ができるようになります。
まねをしながら音と動作を結びつけ、イメージとして蓄えられると赤ちゃんの世界は広がります。ご両親の豊かな表情とわかりやすい動作で赤ちゃんの世界を広げましょう。
でも、まねっこは本当に可愛いものですが、無理強いはしないように。

離乳食で生活リズムを整える

離乳食は1日3回、それ以外に2回のミルクか数回のおっぱいを飲んでいる時期です。好き嫌いやむらが出る時期でもありますね。
離乳食もだんだんマンネリしやすくなってきますが、食べられる食材も増えてきますので、取り分け離乳食などの方法で乗り切りましょう。離乳食から栄養が取れるようになってきますので、食後のミルクやおっぱいは、飲みたがらない場合は無理に飲ませなくても大丈夫です。
1日3回の離乳食が定着すると、起床、おひるね、就寝のリズムが安定して生活リズムが整います。お昼寝は2回目の食事の後に1度というリズムが多いようですね。この生活リズムが整ってくると、お世話もぐんと楽になります。お母さんと赤ちゃんのリズムを見つけましょう。

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