臨月のあなたに見て欲しい初出産の極意

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はじめての出産とはとにかく不安なものです。教科書通りに、おしるし→陣痛→破水の順番で来ればまだ心構えもあるでしょう。しかし全員がそういう訳ではありません。

また、出産に対して有効な特別な方法(マタニティヨガ、ソフロロジーや無痛分娩等)を出産間近まで勉強しなかった・実践してこなかった人も多いでしょう。それでいいのです。身体の変化についていくのがやっとだったと思います。

陣痛の恐怖・不安にかられて仕方ないというあなたのためにお教えします。



生まれるその日まで、心穏やかに過ごすこと

とても簡単なように思えますが、決して簡単ではありません。日に日に変わる体調、足腰の痛み、まだ経験したことのない陣痛への恐怖…早く産んでしまいたい!という思いから運動を多めにしてしまったり、落ちつかない日々でしょう。

まず、お産はあなた一人で行うものではありません。介助してくれる医師・助産師の力を借りて、あなたと赤ちゃん二人の協同作業なのです。

あなたの意志とは違うところで子宮と赤ちゃんが、いつ生まれるかの相談をしています。子宮と、赤ちゃんの準備が整ったとき、おしるしや陣痛、破水というきっかけで、子宮の収縮イコール陣痛が起ります。

陣痛が進むと、赤ちゃんは腕を胸の前で交差し、産道を回転しながら降りてきます。そして、出る寸前に胸の前を押して身体の中の羊水を出して呼吸を確保しようとします。

このようにあなた一人が頑張るわけでなく、赤ちゃんも一緒に頑張ります。一人じゃないと思えば、少し気が楽になりませんか?あなたが、赤ちゃんが出てくるお手伝いをしていると思えば、もっと頑張れるでしょう。

その日が来るまであなたの心を落ち着けて、運動はほどほどにしてください。赤ちゃんの準備が整うより前にお産が始まると、お産が進まなかったり、途中で分娩中止になったりトラブルの元になります。

出産のサインを見逃さない!

子宮と赤ちゃんの準備が整ったら、おしるしや陣痛、破水というきっかけがあり出産がスタート。そして、子宮の収縮である陣痛が起ります。
出産のスタートは人それぞれです。陣痛からだと分かりやすいですが、破水から始まるという方もいます。何かいつもと違うと思うことがあれば、病院へ電話して指示を仰ぎましょう!

楽な姿勢を早く見つけること

もし、実際に陣痛が来たら、間隔が長いうちに、自分が一番楽な姿勢を見つけましょう。仰向けがいい人もいれば、横向きがいい人もいます。

愛用の抱き枕があればそれを持ち込むのもいいでしょう。楽な姿勢はその人によって違います。間隔が5分間隔になる頃までに見つけられれば後はリラックスして時を待てるでしょう。

息み逃しに一番楽な呼吸法

陣痛が進んでくると、息みたくなってきます。赤ちゃんを出したい!とつい力が入ってしまうのです。子宮口が完全に開くより前に力を入れてしまうと、裂傷や大出血など思わぬトラブルのもとになります。

よく「ヒッヒッ・フー」といった呼吸法(いわゆるラマーズ法)がありますが、「ヒッヒッ・フー」とやることに夢中になってしまい酸欠になってしまったり、パニックになってしまう人もいるようです。

まとめ

雑誌やウェブサイトにはいろいろな方法が載っています。いくつかシミュレーションして、いざ陣痛が来た時に、いくつか実践してみるといいでしょう。自分に合う方法を見つけておけば、2回目、3回目のお産が楽しみになるはずです!

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