出産後の痛みと対策まとめ。かなりつらい!

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鼻からスイカ、と言われる出産の痛みと陣痛のつらさはよく耳にしますが、実は出産後も痛いことが沢山待っているんです!事前に知識として入れておき、対策をすることで上手に乗り切りましょう!

なんで産んだ後までこんな目に!?と思った初産。

出産前から覚悟はしていました。陣痛はとんでもなく痛いってこと、さんざん聞いてきましたから。
とは言え、実際の陣痛は想像を軽く超えてくる痛みで衝撃を受けたものですが、産後の痛みがこんなに色々あるなんて聞いてなかった!!!

知らなかったがゆえにちょっとしたショックでした。
「なんで産んだ後もこんなに痛いことばかり…」とちょっと看護婦さんにぐちってしまった私。

なので、これから出産のみなさんにはあらかじめ出産後起こりうる痛みを知っておいていただきたいのです。
とはいえ、出産後の痛みは出産と同じで個人差が大きく、必ずしもつらい思いをするわけではないので、あくまでも可能性として起こりうるという話だとしてお聞きくださいね。

いわゆる傷の痛みと、縫った場所が糸で引っ張られて痛い。

会陰切開後の痛み、もしくは裂けてしまったところの痛みですね。
会陰切開自体はあまりいたくないです。よく聞くとおり「それどころではない痛み」の陣痛と戦っていますので、「あ、切ったな」と分かるものの耐えられないようなものではないです。
ただし、その後糸で縫った部分がひきつれて痛い、というのは割合よくあることのようです。
とはいえこれば抜糸までの我慢。そもそも溶ける糸で縫っているので、ぞのうち溶けてしまうはずですが、糸で引っ張られるのがつらい場合には抜糸してしまうととても楽になります。

ちなみにこの会陰切開の痛みも個人差があるようです。私の場合は極端で初産の時、廻旋異常であごが引っかかって自分で出てこれなくなった赤ちゃんを無理やり吸引でひっぱったため会陰だけでなく中のほうまで裂傷が出来てしまいました。そのため、傷も大きく、縫う時間も長く、引っ張られる感覚も強くて当分ドーナツクッションにも座ることも出来ませんでしたし、2,3日は貧血で車いす生活を送りました。
一斉に新生児室近くの授乳室で授乳するスタイルだったのですが、他のママさんは結構平気そうでしたね。

そして第二子出産のとき、第一子の時とは正反対でむしろ会陰切開もなく産めたので、産後の傷の痛みはほぼありませんでした。
多少避けてはいるので、その痛みはありましたが全然我慢できる程度で,第一子の時と違いすぎて自分でも驚いたほど。

後陣痛は結構きつい。

赤ちゃんが大きくなるにつれて徐々に大きくなってきた子宮ですが、元に戻るスピードはなかなかのもの。
なんと、産後約12時間でおへそのあたりまで収縮し、その後は徐々に小さくなり、約1カ月かけて元の大きさまで戻ります。
産後は自分でもお腹の上から子宮が分かりますよ。それにしても、10か月かけて大きくなったのに1か月でほぼ元通りなんて、結構あっという間に元のサイズに戻ってしまうんですよね。人間の体ってすごいです。
それで、この産後に子宮が収縮する時に、やっぱり痛いんです。
よく言われるのが、第一子より第二子以降のほうが痛みがきつい、というもの。
私も実際、一人目の際にはあまり感じなかったのですが第二子の時には夜眠れないほど痛かったです。
そして授乳すると子宮が収縮するので、その時の「きゅうううぅうーーーー」という痛みは声も出ないほど。とはいえ、陣痛ほどのハードさはないので我慢は出来ます。夜眠れない時には、痛み止めを出してもらっていました。
後陣痛がつらい場合には、看護婦さんに相談しましょうね。

おっぱいが痛い!!

このおっぱいの痛みも結構きついです。
カチコチになって張って痛い。初産でありがちなのが乳首が切れて痛い。乳腺が詰まってしまって痛い、などなど。
乳首の傷は初産の時だけでしたが、本当に痛かった。
赤ちゃんにおっぱいをあげるたびに声にならない痛み。色々調べて、赤ちゃんが口に入れても大丈夫という馬油でケアして乗り切りました。
その後もたびたび詰まってしまって、かなり痛いことに。軽い乳腺炎なら何度もありました。

出産した病院はおっぱい外来のようなものがあればそちらを受診しても良いですし、なくても助産師さんなどに相談も出来るはず。
また、桶谷式などで母乳マッサージなど受けられるのでひどくなる前に痛くなったら行ってみてくださいね。

おしりの痛みも、笑いごとではない。

一言で言ってしまえば「痔」です。
妊娠中でも妊娠後期から下半身にかなりの圧力がかかるため、痔になりやすいと言われていますが、出産をきかっけにそれが悪化するのは割とよくあること。だって、あんなにいきむんです。赤ちゃんを娩出するんです。すごい力がかかるわけで、そりゃあ痔にもなります…。
私の場合には、出産のいきみでコブが肥大化&外側に露出してしまったそうです。(いわゆるいぼ痔)
もう治らないのか、と不安思いましたが自然に引っ込んでしまいました。
が、第三子妊娠中の今、再び出現。これは出産後にも悩まされそうな予感です。

私のように痔持ちで出産にのぞむ場合には、事前に看護師さんに伝えておくと、出産のいきむタイミングで肛門を抑え、脱肛を予防してくれるそうなので、恥ずかしがらず伝えておいたほうが後々のことを考えると良さそうです。
また、血流が悪くなると痔になりやすいくなるため、日ごろから温めるようにしておくと予防になりそうですよ。
お風呂にきちんと入浴するなどでも効果があるのでお試しを。

なってしまってつらい場合など、市販薬の使用については産院で相談してみてくださいね。

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