悩む職場への妊娠報告のタイミングはいつがいい?

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妊娠はとてもうれしいことですが、職場への報告のタイミングなどは悩んでしまいますよね。

今回は職場への報告と対応ということで報告の順番やタイミングなども取り上げていますよ!

会社にも自分にもうれしい妊娠報告の仕方をまとめています。

会社への報告の前に深呼吸して読んでくださいね。



妊娠報告の順番を間違えないで

妊娠したらまず誰に伝えたいですか?
赤ちゃんのパパ、自分の両親、仲の良い友達など、沢山の人に知らせたくなりますよね。
仕事をしている人であれば、同僚や上司への報告がありますよね。
今回は特に仕事上での報告にスポットを当てます。

先にも話しましたが、仕事をしている人が妊娠したら、職場への報告が必要になります。
その時の報告する順番については、間違えると大変なことになります。

まず、誰よりも先に報告しなければいけないのは直属の上司です。
そして報告は早めにするのが鉄則。
妊娠が確定した段階で、赤ちゃんのパパには知らせていますよね。
であれば、今後のことを二人でしっかりと話し合いましょう。

仕事はどうするか。退職か産休育休かですよね。
復帰のタイミングや復帰後の仕事のことなど、細かい所までしっかりと二人で話し合って。
そして、妊娠3ヶ月頃には上司へ報告しましょう。

報告の際には、妊娠中にご迷惑をかけてしまうこと、産休育休のこと、復帰後のことなど、二人で話し合ったことを伝えてください。
待望の妊娠でも同僚に先に話すのはタブー。
噂が流れて上司の耳に入ってから報告へ行ったら…上司はいい気分はしません。
なので、どんなに仲の良い同僚でも報告は上司の後です。

気を付けたいのはSNSにて、妊娠報告をする人。
SNSは一気に皆に報告することが可能なので、遠方の友達にも直ぐに知らせることができますよね。
しかし、同僚がSNSを見ている、やっているということも多くあるので、そこから情報が流れる可能性があります。

まずSNSに載せてから上司へ報告と思っていても、自分の気づかない所で知れ渡っているということも。
今の時代、様々な報告をSNSでするという人もいますよね。
しかし、多くの人が見れるSNSは情報網が広い。
設定を変えればという人もいるでしょうが、そうした場での報告は、自分で直接報告しなければいけない人への報告が済んでからにしましょうね。

では、上司への報告に戻ります。
上司へ報告する際には、聞かれるであろうことをあらかじめ想定して考えをまとめておくと話し合いがスムーズに行われるでしょう。
妊婦なんだから配慮してくれて当然という態度では、上司も嫌な気分になりますよね。
妊娠しても仕事をしたい。ご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ないという気持ちと態度が大事。

上司との話し合いが終わり、今後の方向性も決まったら、同僚への報告のタイミングを相談しましょう。
仕事のスケジュールなどもありますから、上司と相談の上で報告時期を決めるとトラブルが少なくなります。
同僚への報告の時期を一任される場合には、自分が報告したい時期を明確にし上司には、それまで内密にしてほしいと伝えておきましょう。
しかし、体調不良などで同僚にも迷惑をかけると判断した場合は、自分が決めた時期よりも早めに報告した方がよい場合もあります。

忙しい時間や業務中は避けること

上司へ報告するタイミングは早い方がいいですが、時間帯はいつがベストでしょうか?
お昼休憩が皆一緒ならば、休憩時に話しをし、業務終了後に時間をとってもらい今後の相談ができるかもしれません。
ここでの鉄則は、なるべく同僚の目がない場所で報告すること、業務時間の報告は避けること、上司の仕事の状況に合わせること。
まず、ひとつずつ考えましょう。

最初に、報告する場所。
上司への報告は妊娠が確定後早いうちに済ませるのがベストです。
同僚への報告の前に上司へ報告すべきなので、できることならば同僚の目がない場所での報告がいいでしょう。
話したい事がある旨を先に伝えておき、できれば別室にて話をしたいことも伝えましょう。

会議室や休憩室を少し借りることができるかもしれません。
何人もの同僚がいるなかで妊娠を報告すると、早い段階で多くの人に知れ渡ります。
しかし、覚えておかなきゃいけないのは、流産の危険もまだまだある時期だということ。
もし、残念な結果になってしまった場合を考えると、一気に多くの人に報告するのは控えた方がいいかもしれませんね。

次に、業務時間内での報告は避けることについてです。
上司と時間が合わず、やむを得ず業務時間に妊娠の報告をしなければいけないという人もいるでしょう。
しかしながら、妊娠の報告は仕事ではないため、業務中の報告は避けるべきです。

それで、始業前に上司へ報告するとか、上司が休憩へ向かう前とか、とにかく業務中ではない時間を狙うようにしてください。
職場へ早めに行って上司へ報告するというのがいいかもしれませんね。ここでの注意点は、時間を割いてもらったことをまず感謝すること。
そして、業務への支障を最小限にしたいと伝えること。
話し合いの為には時間を作らなければいけないですよね。
上司の時間を自分との話し合いのために使わせるという点を考えると、やはり感謝です。
業務中に仕事の手を止めさせ報告するよりは、業務をしていない時間のほうが気持ちも穏やかに聞いてもらえるでしょう。

最後に、上司の仕事の状況に合わせることです。
これは、スケジュールなどの詳細を把握する必要もあるかもしれません。
例えば、自分が報告したいと決めた日に出張や直行直帰の仕事があれば、報告は難しいですよね。
その場合は、上司の次の出勤日に報告することができます。
しかし、上司のスケジュールの全てを把握するのは難しいですよね。
なのであらかじめ、報告したいことがある旨を伝えておき、少し時間の都合をつけてもらうことは可能かを確認しておきましょう。
唐突に、妊娠しましたと言われるよりは、先に報告、話し合いの為の時間が欲しいと伝えると、相手も心構えができます。
お互いに仕事を抱えているという点では同じフィールド。
長々と話すよりは、事前に話したい事や相談したいことをまとめておきましょう。

周りの人への気配りを忘れない

上司への報告が済み、今後の話し合いも終わったら、次に考えるのは同僚への報告のタイミングですよね。
のタイミングは人によって様々。
妊娠初期の段階で報告する人もいれば、安定期頃に報告する人も。
どちらもメリットデメリットがありますよね。

初期の報告であれば、流産になってしまった場合の事を考えると早すぎると考えるかもしれません。
しかし、安定期まで体調不良なく順調に仕事ができる保証はありません。
もし、体調不良になった段階での報告となれば、同僚はあまりいい気分はしないかもしれませんね。

ここでのポイントは周りの人への配慮。
例えば、何人かのチームで仕事をしている場合であれば、早めの報告がいいかも知れません。
自分が体調不良で休む場合は仕事が遅くなってしまったり、ストップする可能性もあります。
そうなるとチームは大迷惑。
この段階で「実は妊娠していて…」と話しても意味がありません。
かえって、悪感情を与えてしまいます。
チームでの仕事をしている人であれば同じチームの人に、シフト制の仕事の人であれば同じ時間帯の人には早めに報告しておきましょう。
そして体調不良時のフォローをお願いするのと同時に、自分にできる仕事を率先して行うようにしましょう。

妊娠は病気ではありません。
しかし、体調が安定しないことも多々あります。
仕事の途中で抜けることもあるかもしれません。 妊婦だから仕事ができないという態度では周りの人の協力は望めません。
妊娠中の仕事では、周りの人の協力が不可欠。
それがないと仕事を続けるのは難しいでしょう。
感謝を伝えることを忘れないで。

厳しいようですが、妊娠は個人の話。
周囲の人にとっては、自分達の負担が増えると考えられることもあります。
そうした感情を理解しつつ、フォローをお願いすることが大切です。

上司との話し合いが終わっていて、今後の方向性も確定しているのであれば、同僚にもその事を伝えておきましょう。
退職か産休育休かによって対応が変わるからです。
働く妊婦には、まだまだ風当たりが強い職場が多いのは事実。
法律や権利を振りかざしてこちらの要求を通すか、妥協点を探し上手く立ち回るかはあなた次第。
しかしこれだけは覚えておいてください。
お腹の赤ちゃんの命は、あなたしか守れないこと。

無理をして仕事を続けるのは赤ちゃんにとっても、あなたの体にとっても悪影響しかありません。
負担を減らしつつ仕事をすることが大切。だからこそ、周りの協力が必要なんです。

世界に一つしかないガラス細工を守っているふわふわのゆりかご。
しかし、そのゆりかごが嵐の中にあれば、ガラス細工は壊れてしまいます。
ゆりかごを守る箱を用意する必要がありますよね。
周りの人はその箱のような存在。協力体制が整った箱であれば、頑丈でガラス細工は守られます。
こちらのほうが下手に出て協力をお願いし、自分にできることはやる姿勢を崩さなければ、周りの人も協力してくれやすくなるでしょう。

職種によっては早めの報告を

赤ちゃんの心拍が確認できた後も、安定期までは安心できませんよね。
いつ何が起こるかわからないのが妊娠というもの。
だからこそ、妊娠出産は奇跡なんだと思います。

働く妊婦さんは、仕事のことも気がかりですよね。
いつ頃の報告がいいのか、退職がいいのか、産休はとれるのだろうかなどなど悩みはつきません。
しかしまず最初に考えなければいけないのは、安定期までの過ごし方。
もし思い切り身体を使うような現場職であれば、報告は早めにする必要があるでしょう。

どの時期でもそうですが、特に妊娠初期は流産の危険があります。
重たい荷物を持ったり、お腹に力をいれるような作業があればなるだけ避けているのがいいでしょう。
しかし、なんの報告もなしに「ちょっとできません」と断るのは余計に変に思われてしまいます。
そうした仕事の場合には、妊娠初期の段階で報告することが大切。

上司としっかり話し合ったうえで同僚にも報告しておきましょう。
その時には、迷惑をかけてしまって申し訳ないということと、自分にできる仕事は率先してやりたいということをしっかりと伝えて。
身体に負担が大きい現場職で、動ける人が減るとそれだけ一人当たりの作業負担が増えることに。
そのこともしっかり頭にいれて周囲に感謝しましょうね。

他にも早い段階での報告が必要な職種はあるでしょうか?
飲食店などの仕事であれば、つわりの時期はにおいで体調が悪くなることも。
つわりのことを考え、早めに報告しておきましょう。

対策としては、マスク着用の許可をもらうことや体調不良時のフォローを決めておくことです。
どうしてもダメなときには、必ずフォローを頼むようにしてください。

妊娠の報告は安定期まで待ちたいというひとが多いようですが、仕事のことを考えると早めの方がいいかもしれません。
体調不良がないとも限りませんし、時には自宅安静などのドクターストップがかかることも。

自分の身体を大事にすることはもちろん大切ですが、社会人として常識的な対応をする必要がありますよね。
そのなかには、会社側のことを考えることも含まれると思います。
妊娠は本人にはどういう形であれわかるもの。

でも初期の段階では、こちらが報告しないとわからないでしょう。
何も知らされずに何日も休まれるよりは、理由を明確にされた上での休みというのでは心象も変わります。
現場での対応も変わるでしょう。

体力勝負の仕事であれば、作業内容を変えてもらう必要もあるでしょう。
自分の仕事はどういう仕事なのかをよく考え、妊娠していても今まで通りで大丈夫か、それとも調整が必要かをしっかり考え、報告の時期を決めるようにしてくださいね。

引継ぎなどのことも話し合って

上司へ報告する際には、大まかなことも細かなことも話しましょう。
大まかなこととしては、出産時期と産休育休の時期、退職であれば退職時期。
復職の時期も決めておきましょう。

常識的な事ですが、産休育休は復職するのが当たり前。
産休育休後退職というのは心情的にも悪いものしか与えません。
産休育休は権利として取得できますが、復職が前提であることを頭にいれておきましょうね。

妊娠している段階から復職のことまで考えられないという場合は、退職という決断も必要になることを覚えておきましょう。
これも、周りの人への配慮の一つです。

どちらにせよ、出産するにあたり必ず仕事を離れることになります。
上司との話し合いでは、引き継ぎのことも話し合いましょう。
誰に引き継ぎをするのか、その段取りなど細かなことまで話し合います。そ
うすることで、産休直前に慌てずに済みますよ。

誰が引き継ぎをするのかが決まったら、早速引き継ぎ作業に入りましょう。
取引先が関係するのであれば、取引先への挨拶もあるでしょう。
取引先への挨拶は、引継ぎ作業の途中や後半でかまいませんが、挨拶をしに行く取引先へは、引継ぎ者も同行することをお勧めします。

いきなり、「この人が引継ぎすることになりました。」といわれても、取引先の人は困惑するかもしれません。
何回か顔を合わせておけば、引継ぎの際にもスムーズにことが運ぶでしょう。
業務だけではなく、取引先との信頼関係も引き継ぐ感じになるので、自分が離れる前に引継ぎ者と取引先との関係を良好なものにするのも大事な仕事です。

引継ぎの際には、スケジュール立てが重要です。
どの時期でどこまでの引継ぎ絵を行えるかをしっかりと話し合いましょう。
無理のないスケジュールを立てることで、確実に引継ぎが行えます。
自分が管理職の場合は、部下への指示だったり自分の上司への報告だったりと、何かと忙しい思いをするでしょう。
その際にもスケジュールが大切です。

妊娠初期は無理は禁物。デスクワーク中心の引継ぎ作業がお勧めです。
妊娠中期であれば、安定期に入っていますので多少アクティブな動きでも大丈夫、しかし、おなかの針などには要注意です。何かの異常が見られた場合には、すぐに安静にできる体制を作りましょう。
妊娠後期になると、産休が目の前にあります。
産休の時期が近くなるにつれ、自分が業務から離れても大丈夫な体制にしておく必要があります。

早い段階から相談し行動を始めれば、時間的にも気持ち的にもゆとりが生まれるので、おおらかな気持ちで引継ぎ作業ができるでしょう。

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