こどもの喘息!見分け方や対処法

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子供が喘息になったら、家族みんなで気をつけたいことや、心配事が増えていきます。

治療や改善のためにも早期発見が大切になります。

もしかして・・・と思ったら早めに病院を受診しましょう。

そのためにポイントを押さえて、子供の健康を見守りましょう。



小児喘息とは

喘息とは、空気が通る気管支が、傷ついたり腫れたりすることで収縮し、空気が通りにくくなってしまう病気です。
小児喘息になる子の80%くらいが3歳までの間に発症しています。
子供の器官や呼吸器はまだ未熟なため、わずかな刺激にも反応してしまい、喘息症状を引き起こしてしまいます。
小児喘息は女児に比べると、男児の発症が多く見られます。

原因

3歳までに発症する喘息の大半がアレルギー症状によるものが多いです。
空気中に浮遊するホコリ・ダニ・カビ・ペットの毛・花粉なども原因です。
食物アレルギーも大きな要因のひとつといえます。
またアレルギー物質が原因ではない場合もあり、気候の急激な変化や、タバコ・花火・焚き火などの煙を吸い込んだことにより、発症してしまう事もあります。
また激しい運動や風邪などの感染症が原因になることもあります。
成長段階での喘息は、原因を特定するのが難しく、様々な要因が重なり合って発症してしまうケースもあります。

小児喘息の見分け方

子供の激しい咳き込みが見分け方のひとつです。
風邪の咳とは違う、激しい咳き込みが特徴です。
息をするときに何かが詰まっているような音が聞こえることがあります。
一般的にはゼーゼー・ヒューヒューなどという音が聞こえるという方が多いようです。
喘息の子であれば、息をすれば音が聞こえてくるので、気になる症状があれば早めに病院を受診するようにしましょう。

症状

小児喘息の症状としては、まずは長く引きずる空咳です。
呼吸をするときの喘鳴と呼ばれる呼吸の音が現れます。
呼吸がうまくいかず、呼吸困難や酸素不足に陥ってしまうこともあります。
また空気が乾燥している時期は特に発症しやすく、昼間よりも夜間に症状が悪化しやすい傾向にあります。
生活の中にある様々なきっかけで、喘息のスイッチが入ってしまうことがあるので、あらゆることに気をつけて生活をしなくてはなりません。
しかし小児喘息は7歳ごろまでに症状が改善されることも多くあります。

治療法・改善法

小児喘息と診断されたら、長期の薬の服用が必要になります。
症状が出なくなったからといって、薬の服用をやめるのは危険です。
医師の指示に従って治療していきましょう。
また、生活の中でもアレルギー物質を排除するように、部屋の掃除や食生活の見直しをしていきましょう。
喘息には水泳が良いとよく言われますが、喘息は乾燥している場所で起こりやすいので、その点プールは最適です。
体を丈夫に免疫をつけるといった点でもオススメできます。

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