ガミガミ叱らないママは「●●の法則」を駆使しているって気づいてた?

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毎日のように叱っているけれども“馬の耳に念仏”状態……、なんて嘆いているママはいませんか?

毎日毎日「片付けなさい」「早くしなさい」「ダメでしょ、何度言ったらわかるの!」と怒っている自分にも嫌になってしまいますよね。

そこで今日は、“馬の耳に念仏”にならない叱り方についてご紹介します。



「メラビアンの法則」を活用しよう

『メラビアンの法則』ってご存知ですか? 人の行動が他人にどのように影響を及ぼすのか、その割合を数値化したものです。

話の内容・・・7%
口調や早さ・・・38%
見た目・・・55%

“○○大学の▲▲教授”のセミナーで内容はとっても面白いはずなのに、“抑揚のない喋り方”“テンポ、リズムのない話し方”“ありきたりなスーツ姿”という条件を揃えられると、面白さがダイレクトに伝わらず聞く方は睡魔と闘うハメになりがちですよね。

このように、人に何かを伝えたい時は、“話の見せ方”“伝え方”が重要なんです。

「一発で届く」叱り方4鉄則

子どもにしつけをする時にも『メラビアンの法則』を応用しましょう。

ちょっとした注意だったらいちいち着替える必要はありません。
でも、“お友達をいつも突き飛ばす”“触ってはいけない湯沸しポットや炊飯器の蒸気に手を出す”など絶対にしてほしくないことってありますよね。そんな時は以下のようにしてみてください。

①ジャージ、エプロン姿で叱っても効果ナシ

普段、家では着ない服装をしましょう。
ジャージ、エプロンはダメ。ブレザーを羽織るだけでも違います。見た目が変わります。これだけで子どもは普段と違う雰囲気を察し「今から重要な話があるんだな」と思ったりします。

②姿勢を変える/目を合わせる

次に姿勢。足を組んだり股を開いたり、猫背だったりだらしがない姿勢は止めましょう。背筋をシャンと伸ばして改まった姿勢になりましょう。同時に子どもにも正座して座るように命じます。

視線を合わせていなければ“心ここにあらず”の状態です。
「今から大事な話があります。お母さんの目をしっかり見なさい」と言います。
普段、自分のことを「ママ」と呼んでいても、この時ばかりは「お母さん……」と改まりましょう。

③語気を変える

普段、子どもにかけているトーンよりも少し低い声、ゆっくりと話します。明るく早口で話すのは止めましょう。

そして「お湯を沸かすポット、この中には熱い熱いお湯が沸いています。ここに手をかざすとどうなると思う。」と淡々と説明します。

いかがでしたか。

着替えたり、正座させたり、目を見たり、声のトーン変えて演技してみたりちょっと面倒ですよね。時間がかかってしまうように感じるかもしれません。でも長い目で見れば毎日毎日同じことを「ほら、また触ろうとしてダメでしょ! 何度言ったらわかるの!」と叱っているよりも、この1回で聞いてくれたらタイムロスはありません。

“年中無休の怒り屋“をもう卒業しませんか。そして、メラビアンの効果をどんどん活用しましょう。

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