幼児期の子どもに食べさせてはいけない食材リスト【離乳食】

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赤ちゃんが5ヶ月ごろになると、離乳食が始まります。

栄養面や赤ちゃんが食べやすいようにとママは悩むことも多いと思います。

とくに幼児期の体の基礎を作る離乳食には気を配りたいところ。

しかし中には幼児期の子供には食べさせてはいけない食材もあります。

注意して食育に取り組んでいきましょう。



1.はちみつ

1歳未満の乳幼児に与えてしまうと、死に至るケースあります。
はちみつの中にはポツリヌス菌が潜んでいることがあります。
このポツリヌス菌が赤ちゃんにとって大変危険なものになります。
乳幼児はまだ腸内環境が整っておらず、体の中でポツリヌス菌が増殖してしまいます。そして増殖したポツリヌス菌が毒素を出すことによって「乳児ポツリヌス症」を引き起こしてしまう恐れがあります。
ポツリヌス症とは神経麻痺の一種で、場合によっては呼吸麻痺に陥ってしまう恐れおあります。
乳児ポツリヌス症は菌の潜伏期間が3~30日間と長く、もしはちみつを食べさせてしまった場合は、長期にわたり見守ることが重要になります。
この症状は1歳以上の症例がないため、与えるのであれば1歳を超えてから用いるようにしましょう。

2.青魚・貝類・えび・カニ・イカ・たこ

1歳未満の幼児に与えると、アレルギー反応がでやすい食材です。
特にさば・えび・イカはアレルギー症状がでやすく、アナフィラキシーショックを起こしてしまうこともあるので、食材として用いるのは1歳を超えてからにしましょう。
ただ魚にはたくさんの栄養素が含まれています。
離乳食に用いるにはとても有効な食材ともいえるので、離乳食に魚を用いるときは白身の魚を選んだほうがいいでしょう。
また離乳食に使用する魚は新鮮なものを選び、しっかり加熱することを心がけましょう。

3.牛乳・たまご・小麦・そば

こちらの食材もアレルギー症状を引き起こしやすい食材です。
食べることでアナフィラキシーを起こすことがあります。
皮膚に赤い湿疹や蕁麻疹、痒みをともない目の周りがはれるなどの症状が出ることがあります。呼吸器や循環器などにも影響がでることもあるので、このような症状がでれば、速やかに病院へ連れて行ってください。
ただアレルギー症状は月齢・年齢が上がっていくにつれ、出にくくなるものなので、あまり早くから食べさせる必要はありません。
食材として用いるのであれば9ヶ月から1歳を超える頃にしましょう。
そして食べるときはしっかりと加熱してから食べさせるようにしましょう。

4.こんにゃくゼリー・ナッツ類・ミニトマト

この食材は食べることによって症状が出るのではなく、食べさせ方に問題があります。
こんにゃくゼリーやミニトマトはそのまま飲み込んでしまい、喉につまり窒息してしまう可能性があります。
ピーナッツなどのナッツ類はとても小さく気管に入りやすいため、食材として使用するのは避けましょう。

5.生もの

お寿司やお刺身など、ついつい大人と一緒に食べてしまいがちな食材ですが、幼児の腸内はまだまだ未熟です。アレルギーや雑菌・寄生虫などの恐れがあり、体内で処理する機能がまだ整っていません。
マヨネーズなども生卵が使われているので注意してください。
刺身を取り分けるときは、しっかり湯引きをするなどして食べさせるように心がけましょう。

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