子どもに伝わる上手なほめ方のコツ5選

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子どもを褒めるということは日常の中にはいくつあっても多すぎることはありません。しかし、褒め方がワンパターンになっていたり、親は褒めているつもりでも子どもには伝わっていなかったりします。子どもは褒められれば、その行動を繰り返しするようになります、しかし、褒め方次第ではかえって逆効果になることもあります。だからこそ褒め方のコツをつかんでおくことが大切になってきます。



小さなことでいいからたくさんほめる

子どもが小さいうちは、ほめることはたくさんあります。
例えば、一人でボタンがはめられた、自分で靴がはけた、ご飯を残さず食べて、お友達におもちゃを貸してあげられた、など数えたらキリがありませんが、お母さんが気づいたことをできるだけ具体的に口に出してほめてあげて下さい。
例えば、「一人でボタンできたんだね!頑張ったね!」「自分で靴履けたね!すごいね!」などと、具体的に伝えてあげることで、子どもはなぜ褒められたのかを自覚でき、ほめられたことを繰り返しやるようになります。

ほめるときは行為だけでなく、その子の性格も丸ごとほめる

「お友達におもちゃを貸してあげて優しいのね」「泣かないで我慢できてえらかったね」というように、その子の行為だけでなく性格もほめてあげましょう。
さらに、「お母さんうれしいわ」「ママ、○○ちゃん大好きよ」「いい子だね」などと、お母さん自身の嬉しい気持ちも一緒に伝えると効果的です。
子どもはお母さんが喜ぶ顔を見るのが大好きです。いいことをすれば、ほめられる上にお母さんが喜んでくれるという経験を積むことで、何事にも前向きに取り組む力が育ちます。

スキンシップも一緒に

ことばだけでなく、ぎゅっと抱きしめたり、肩や腕にさわったり、なでたりもしましょう。
スキンシップをするということは、お母さんが手を止めて自分のほうを向いてくれるということです。言葉だけでなく、お母さんの気持ちも自分に向けられた子どもは、心から喜ぶことができ、またほめてもらおうと頑張れます。

本気でほめる

ほめる内容は小さいことでも、一言でもいいので、本気で本心からほめてください。
ほめなくてはいけないからと、口先だけで褒めたのでは逆効果です。小さな子どもでもお母さんの心を敏感に感じ取ります。
お母さんにほめてもらいたくてウズウズしている子どもに、目線も向けず、ただ「よかったねー」「頑張ったねー」と言っても、子どもには伝わりません。逆に傷ついてしまい、やる気を無くしてしまうことになります。
だからこそ、ほめるときは本気で、スキンシップも一緒にやることが重要です。

ごほうびでつらない

「泣かなかったからお菓子をあげる」とか、「いい子にしていられたらおもちゃを買ってあげる」など、できるだけごほうびでつらないようにしてください。これが度重なると、ごほうびがないと何もしない子になってしまう可能性があります。
お母さんにほめてもらいたいと、子どもはお母さんの「こころ」を求めています。「こころ」が欲しい子どもにモノを与えてしまうと、親の愛情が確認できずに我がままな子になってしまいます。いくらモノを与えられても、モノだけでは満足できないのです。
だからこそ、「こころ」が欲しい子どもには、モノではなく愛情を与えなけらばならないのです。
どうか子どもをほめるときは、心を込めてほめてあげるようにしてください。

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