乳幼児突然死症候群(SIDS)を防ぐ方法

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乳幼児突然死症候群(SIDS)

誰もが一度は耳にしたことのある言葉だと思います。

1歳未満の乳児が、なんの前兆もなく突然亡くなってしまう疾患です。

しかし、しっかりと予防することで、悲劇を未然に防ぐことができる可能性があります。



乳幼児突然死症候群(SIDS)とは?

sudden infant death syndrome(SIDS)とも呼ばれ、「ゆりかごの死」とも呼ばれています。

生後1歳未満の乳児が、なんの前触れもなく眠っている間に突然亡くなってしまう病気です。

原因ははっきりと解明されておらず、そもそも病気なのかもわかっていません。

しかし、1歳未満の死亡原因の第3位を占めているので、可愛い我が子の命を守るためにも正しい知識と予防方法を知っておくことで、悲劇を防ぐ可能性を高めておきましょう。

①うつぶせに寝かせない!

うつ伏せに寝かせると、乳幼児突然死症候群の発症率が高まると言われています。
直接の原因ではないですが、赤ちゃんの顔が見える、仰向けで寝かせるのがいいでしょう。

同時に、赤ちゃんを一人にしないことも大事なことです。
寝ているときだけでなく、怪我や誤飲、事故などを未然に防ぐことになります。

②喫煙をしない!

妊娠中も含めてですが、赤ちゃんの近くで喫煙をすることは、乳幼児突然死症候群の発症率をあげることになります。

両親が喫煙している赤ちゃんは、していない両親の赤ちゃんよりも4.7倍の発症率になるそうです。

タバコの煙は、最大の危険因子です。

③母乳で育てる!

母乳で育てた方が、ミルクで育った赤ちゃんよりも発症率が低いといわれています。

しかし、これも直接の原因ではないので、あまり神経質にならなくてもいいと思います。

母乳の出がよく、赤ちゃんが機嫌よく母乳を飲んでいるのであれば、できる限り母乳で育ててあげてください。

まとめ

せっかく授かった命をなんの前触れもなく亡くしてしまうのは、計り知れないほどのショックを受けてしまいます。
そんなことにならないよう、できる限りの予防対策をしておきましょう。

産婦人科の先生や旦那様とよく話し合い、育児の注意点や役割分担をきっちりと決めておきましょう。

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