子連れ結婚式で子供に教えたい5つのマナー

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結婚式は子供にとっても、滅多に体験できない「非日常で特別」な空間。

実は、お子さんにフォーマルでのマナーを教える貴重な機会なのです。

子供に大人しくして貰うために神経も遣いがちですが、少し見方を変えて、「マナーを教えるチャンス」ととらえてみませんか?

0~2歳の乳幼児のお子さんはまだ小さすぎるのでマナーを教えるのは難しいですが、幼稚園・保育園に上がった以降のお子さんならきっと出来ますよ。



「おめでとう」の日なんだよ

小さなお子さんにとっては、「結婚式」と言われてもピンと来ないかもしれません。

まずはお父さんお母さんから伝えましょう。

「結婚式は、とっても好きな人と一緒になりますってお知らせする日なんだよ。嬉しくて、幸せで、楽しい日なんだよ」

と、お子さんがわかりやすい表現で事前にお話してあげると、お子さんも何となく「いい日なんだな」と楽しみに出来るかもしれませんね。

 

大人が沢山!挨拶出来る?

子供にとって結婚式は親戚や招待客の大人が沢山の場。

「久しぶりに会う」・「初めて会う」大人だらけで、お子さんも緊張してモジモジしてしまうかもしれません。

人見知りが落ち着いている年齢でも、いつもと違う場所で知らない人に囲まれたらお子さんも怖がってしまうかも。
そんな時に「怖くないよ」というと余計に怖がったり恥ずかしがったりしてしまうのが子供。

ここは難しく・かた苦しく考えなくてOK。
家を出る前や式場に着く前に「大人の人に会ったら『こんにちは』って言えばいいからね」とシンプルに伝えておけば、子供なりに「そうなんだ」と納得してくれます。

皆と一緒に静かに座れるかな?

家や幼稚園・保育園とは違って広い式場を見ると、お子さんによってはつい走り回りたくなってしまうことも。
そんな時は厳しく「静かに座って待つんだよ」と約束をしましょう。

ですが、就学前のお子さんは飽きやすいのでなかなか難しいかもしれません。
挙式や披露宴ではなるべく後方かつ通路側の席に座り、ぐずったり騒いだらすぐ退出出来るよう備えておきましょう。

お子さんにも「騒いだりしたら結婚式は見られないし、美味しいご飯も食べられなくなっちゃうからね」と事前に約束を。
また、他の人のテーブルに勝手に行かないなどのNGマナーについてちゃんと話しておくのも忘れずに。

プレイスペースを設けている披露宴であっても、入退場時やスピーチ・演出の時などは座って待つものだ、とメリハリをつけましょう。

上手に食べられるかな?

披露宴で出される料理も、お子様向けに可愛く作られたものもありますね。

3歳以降のお子さんならスプーンやフォークは十分上手に使えます。
出された料理を、家で食べるように好きなように食べるのではなく、こういうフォーマルな場ではカンカン音を立てず、丁寧に残さず食べるよう教えてみましょう。

危なくなければ、ナイフとフォークでお肉を切るなどの体験をさせてみたり、パンが出された時も、そのままかぶりつくのではなくちぎって食べるなどやらせてみるのも◎。

ただし、ジュースばかり飲んだり、他の方の料理を欲しがるのはいけない事だと伝えておくのを忘れずに。

少しでも学べたらそれで良し!

多くのお子さんにとって、結婚式に出席する機会はそうそう多くありません。

中には、大人になるまで結婚式に出た事のない人もいます。
筆者も20代になるまで出席した事がありませんでしたので、子供の頃に結婚式に出席するのはかなり貴重な体験になるはず。

とはいえ滅多にない機会だから!とマナーを教える事に必死になりすぎるのも本末転倒。
親が新郎新婦をお祝いする気持ちを全面に出しつつマナーを教え、少しでも出来るようになったら沢山褒めてあげて下さいね。

せっかくの晴れの日。「○○しちゃダメ!」と否定的な言葉の連発より、「△△出来るようになったね、すごいね」とプラスの言葉が沢山生まれる素敵な日にして下さいね。

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