夫婦だけの時間が必要な5つの理由

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結婚しても夫婦だけの時間は必要ですよね。

しかし時経つうちに、それを忘れてしまうこともあります。お互いに忙しい毎日を過ごしていると、二人の時間が取れなくなることも少なくありません。

でも、良好な夫婦関係には「二人で」過ごす時間が大切なんです。

その5つの理由をまとめました。



忙しいからこその夫婦時間

お互いに仕事を持っていたり、子供がいると毎日はあわただしくあっという間に一日が終わってしまいます。
専業主婦ならば、家にいる時間は長いですが、もしかしたらその分、夫の帰りは遅いかもしれませんね。

夫婦になるとどうしてもスレ違いが生じてしまうもの。
それを解消したり、スレ違いを起こさないためには、夫婦の時間を持つことが大切。
忙しい毎日だと、自分のことだけを考えるようになってしまいます。

仕事を家に持ち帰ったり、仕事の付き合いで家族と顔を合わせることが少なくなるかもしれません。
もちろん、仕事は大切です。男性であれば特に仕事の付き合いは大切ですよね。
それも仕事のうちですからね。
でも、毎日毎日それでは奥さん側は良い気持ちはしません。たとえお互いに仕事をしていたとしてもです。

夫婦がうまくいく秘訣は、忙しいなかでも夫婦だけの時間を作ることです。
長い時間を数回ということではなく、短い時間でもいいので『毎日』夫婦で一緒の時間を過ごすこと。
同じ部屋にいても別々のことをしていてはダメ。
一つのことを一緒にやったり、いろいろと話をしたりする時間を作りましょう。

忙しい生活の中で夫婦として過ごしていくには、お互いをきちんと理解する必要があります。
もちろん、細かいことまでをすべてを理解するのは難しいでしょう。長時間もかかります。
最初から相手のすべてを知って結婚するカップルは少ないでしょう。
長い時間をかけながら相手をゆっくりと知り、その都度相手との距離が縮まっていくのです。

男性からはなかなかアプローチがないかもしれません。
多くの男性は、こうした時間よりは自分のことをしたいと感じるようです。
ここは女性が一つ大人になり、夫に声をかけて。

良い方法の一つに、食事の後の少しの時間を二人の時間にするというように、
時間を先決めすることができます。
子供がいれば、子供が寝たあとの時間しか二人の時間がないかもしれません。
それでも出来る限り、夫婦の時間を作るようにしましょう。子供がいればなおさら。
子育てのことも話しあえますよ。

ポイントは、ふたりとも落ち着いて時間を過ごすことができるということです。
どちらか片方の気持ちが乱れているときは、片方が穏やかになるように一役買ってくれると理想的ですよね。
最初はあまり気乗りしなかった旦那さんも、毎日重ねていくことで、その時間が楽しみなっていたということも。
毎日続けることが大事。特別な事情がない限り、夫婦の時間を毎日確保するようにしましょう。

夫と妻の違いを埋める時間

男性と女性の違いは色々とありますよね。性格的なものや価値観の違いなどはよく聞かれる違いです。
それが原因でけんかになったり、愛が冷めるということもあるんです。

男性と女性では根本的に違う点があることはご存じでしたか?
実は『考え方』に根本的な違いがあるんです。
男性の多くは、「なにも言わなくても心が通じあう関係」に安心感を覚えるようです。
食事の時に、自分がなにも言わなくても欲しいものが出てくるという感じ。
「自分のことをわかっていてくれる」と安心するようです。

でも女性は「何でも話し合い、行動を共にすること」で安心し、充実していると感じるようです。
リビングでコーヒーを飲みながら、色々と話ができる関係がいいみたいですね。

二人の間には正解も不正解もありません。
ただ、二人の間にある大きな違いを理解する必要があります。
この違いを理解し、間を埋めるためには、夫婦で一緒の時間を過ごすことです。

女性の考えの方が正しいと思いましたか?
相手を理解するためにはどうしても一緒の時間を過ごし、歩み寄る必要がありますよね。

初めは同じ場所でお茶を飲むだけでもいい。
まずは二人の時間を作ることから始めてみて。
自分の愛する人がそばにいるとき、不安を感じる事は少ないでしょう。

段々と色々な話が出来るような空間や時間を造りあげていくようにしてみて。
夫婦の間の根本的な違いも少しずつ理解できるようになり、相手を尊重することができるようになりますよ。

男性も女性もわかっておくべきなのは、譲歩と歩み寄りの違い。
譲歩は譲るという文字が入っているように、意見を相手に譲るつまり自分の意見より相手の意見を優先させることです。
多くの場合は、片方が諦める、折れることで譲歩が成立します。
しかし、歩み寄りは寄るつまり、お互いに相手の方へ向かうということ。
異なる意見の時は自分の意見も話しますが相手の意見にも耳を傾け、二人の意見をお互いに理解するということ。
時には、折衷案が解決になることや、どちらかの意見が解決になることも。

どちらにせよ、譲歩しての結果と歩み寄っての結果では気持ち的に大きな違いがでます。
夫は妻の気持ちや考えを理解し、妻は夫の気持ちや考えを理解する。
これには多くの時間がかかるかもしれません。
でも、その時間も貴重なもの。夫婦には欠かせない貴重な時間なんです。

夫婦の時間は必ずしも報告会のような時間にする必要はありません。
たまに一緒にゲームをしたり、映画を観たりするのも素敵ですね。
大事なのは、同じ時間同じ空間を共有するということです。

けんかの時間にしないで

ケンカするほど仲がいいという有名な言葉がありますが、これは積極的にケンカをしろということではありませんよね。
ケンカをするたびに相手を理解することができたり、前よりも強い関係になるから仲がよくなるという意味で使われているようです。

二人で一緒にいるときに高確率でケンカをしてしまう人はいませんか?
最初は普通だったのに、段々とヒートアップしてケンカになっていたという経験はありますか?
ケンカをするつもりはなかったけど、気づいたらケンカになっていたということはないでしょうか。

普通に話をしていただけなのに、ケンカになってしまうというときには、知らず知らずにやってしまっていることがあるようです。
「ダメ」「どうして」など口癖になってしまっている人もいるかもしれませんね。
実はこれ、批判的な言葉になっているんです。

学校の先生や親に言われるといい気分はしなかったですよね。
それは、夫婦でも同じことなんです。特に夫婦だと余計に不快に感じる言葉。

夫婦は親よりも強い関係ですが、赤の他人が家族になっているんです。
今までは流していた言葉の端々でもケンカの種になってしまうことも。

特に二人で話している時はリラックスする分、普段は言わないようなことも言ってしまうんですよね。
言った方はあまり記憶に残らなくても、言われた方は覚えているもの。
夫婦だからこそ気をつけなきゃいけないのです。

夫婦の時間に大事な話をするのはとてもいいことです。でもそうした話はケンカになりやすいのも事実。
ケンカにしないように話を進めるには、まず自分が話したいことを頭で整理しましょう。
頭に浮かんだことをすぐにしゃべると、もしかしたら相手の気分を害してしまうかも。
口に出す前に頭で整理して。

次に言葉選び。主語は「私」にすること。相手を主語にすると、相手に威圧感を与える可能性もあります。
自分を主語におき話を始めると、自分主体の話なのでマイナスな言葉が少なくなります。

男性よりも女性の方が会話が上手いのは周知の事実。
聞き上手な男性ならば会話も弾みますが、相槌だけで聞き流されると女性は怒りますよね。
でもそれは、男性も同じ。夫婦の会話を有意義なものするためには、相手の話をしっかりと聴くことです。
その上で言葉を選び話すようにすると、ケンカになることは少ないでしょう。

身につけたい言葉は「共感の言葉」。
女性でも男性でも、自分の話していることに共感されるのは嬉しいですよね。
それを夫婦の話でもやってみましょう。自分が賛成出来ない話でもまずは、共感から。
相手の話に共感することから始まり、それから自分の意見を聞いてもらうようにしてみて。

子ありだと、お互いに孤立する

子供が産まれることは夫婦にとって大きな喜びです。
子供のためならばなんでもできると思いますよね。
夫よりも子供。妻よりも子供。そう考える人もいるかもしれません。

しかし、その考えは夫婦にとってマイナス。
特に女性は子供が生まれると、そのお世話をメインに担うことになるでしょう。
特に赤ちゃんの時期はそうです。
とても旦那のことは考えられないという女性は多いようです。

でも、その状態が続くと家庭不和へと繋がりかねません。
子供が生まれたら今までよりも夫婦の時間が必要になります。
というのも、子供のことが生活のメインになってしまい、お互いが孤立してしまうんです。

女性は子供が生まれると、どうしても仕事から離れてしまいます。
仕事をしているうちは、孤立と言うのは感じなかったかもしれません。
しかし、ずっと子供のお世話をしていると社会から孤立した感覚になってしまうのです。

よく言われることですが、男性は子供が生まれて「父親」になるので夫婦だけの感覚が抜け切らないことも多いようです。
つまり、今まで夫婦の時間で過ごしていた時間が確保できなくなると、「放置されている」という感覚になる。
子供メインの女性と、今までみたいにかまってほしい男性。
そのうち、両方で孤立感を覚えてしまうんです。

お互いに孤立してしまっては、夫婦だけでなく家族としての関係にも不和が生じます。
それを防ぐためには、やはり夫婦だけの時間を過ごすこと。
夫婦だけの時のように長い時間を確保するのは難しいかもしれません。

短い時間でも二人で過ごしてみるのはいかがでしょうか?
子供が寝ている時間に一緒にお茶を飲むのもいいでしょうし、会話を楽しむのもいいでしょう。

大事なのは、短い時間でも夫婦で過ごす時間を作り、一緒に過ごすことにより、お互いがお互いのことをしっかりと考えているということを再認識すること。

一番頼れる存在であり、一番安心できる存在でありたいですよね。
子供が生まれたらなおさらです。
子供にとられる時間は多いですし、どこへいくにしても子供と一緒。
夫婦で外出するのは難しくなるかもしれません。

家のなかで二人の時間を確保できるように工夫してみて。
相手を批判するのではなく、日頃の感謝を伝えたりリフレッシュの時間に。
夫婦でしっかりとコミュニケーションがとれていれば、子供のお世話に明け暮れる毎日でも、家と職場の往復でも夫婦仲は円満に保たれるのです。

子供中心の生活の中でも夫婦で向きあう時間をしっかりと作ることで、夫婦としても家族としても丸く生活することができるようになります。

脱!!家政婦

専業主婦であれば家事が仕事。
外で仕事をするわけではありませんから、自分のペースで家事ができますよね。
兼業主婦であれば、仕事の後や休みの日に家事をすることになりますが、専業主婦は朝から家のこと。
自分のペースで過ごせますが、休みの日がありません。

旦那さんの帰りが遅い日が続いたり、家でも仕事をしているから姿を見続けると、「自分の存在意味」を見失うことも
。男性としては、自分が外で仕事を頑張っているのだから妻は家のことをしっかりやってほしいと考えているかもしれません。
しかし、その考えのままずっと過ごすと、妻との時間を削って仕事の時間に充てるかもしれません。
そうするとどんな変化があると思いますか?

男性は、女性に楽をさせてあげられると感じるようですが、女性は「自分は家政婦のようだ」と感じることも。
気持ちのズレが生じてしまうと、その溝はどんどん深くなります。
そうならないためにも夫婦の時間をしっかりとることが大切。

旦那さんの仕事が休みの時に一緒に出掛けたり、仕事終わりの少しの時間に一緒に晩酌したり。
夫婦で過ごすことで女性が抱える「家政婦感」はしだいになくなります。
男性としてはメリットが少ないと感じるでしょうか?
仕事に追われている男性は、家庭の時間よりも仕事と考えてしまいがち。
しかしそれでは、頭の中は仕事だらけで休まる暇がありません。

帰ってきても仕事のことっばかり考えて、奥さんとの時間を過ごさないようになると、同じ空間にいるのに遠い人になってしまいます。
それはとても悲しいことです。

夫婦であるならば、二人での時間は必要ですし、特に女性にはその時間が必要。
というのも、男性よりも女性のほうが精神的な支えが必要だからです。

家にこもりがちな主婦だと余計にそうかもしれません。
友達との時間がどんなに充実していても、夫との時間をしっかり持てなければ不満は多くつもります。
専業主婦でも兼業主婦でも、夫との時間を必要としているのです。

女性は精神的に強いと思われがちですが、実は男性よりももろく弱いんです。
家のことの管理や世話という女性特有の仕事を抱え、毎日慌ただしく過ごしているかもしれません。
自分のことよりも夫や子供のことを考えるようになるでしょう。

次第に自分の気持が弱くなっていることにも気づかないかもしれません。
そうした時に、夫と過ごす時間で気持ちや安らぐことも。
夫との時間はそれほど大きな力を持っているんです。
二人で過ごす時間が、お互いにとって次の日の活力になれば最高ですね。

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